ミヤリサンとは?3分で分かる「成分・効果・副作用」まとめ

ミヤリサンとは?ミヤリサンの成分・効果・副作用が分かる基本ガイド。

整腸剤を調べていて、ミヤリサンを知った!でも、ミヤリサンって効果があるの?初耳なんだけど……という方も多いかもしれませんね。

ミヤリサンは、便秘や下痢、皮膚トラブル(アトピー・掌蹠膿疱症など)解消効果が期待できる整腸剤です。Amazon「整腸剤の売れ筋ランキング」でも、長らく堂々の1位。信頼を集めている整腸剤の一つです。ミヤリサンの成分や効果、副作用についてまとめました。

ミヤリサンとは?発売から約80年のロングセラー!

ミヤリサンって、実は歴史が長いんです。ミヤリサン製薬株式会社が製造販売を始めたのは1940年のこと。発売からなんと約80年。歴史ある“ロングセラー整腸剤”なんです。

創業約80年!ミヤリサン製薬は意外と老舗製薬会社だった!
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市販されているミヤリサン製品は、大きく分けて2種類。「ミヤリサン錠」と「強ミヤリサン錠」があります。

ミヤリサン錠と強ミヤリサン錠の有効成分は、「酪酸菌(宮入菌)」と呼ばれる菌。ミヤリサン製薬の創始者である医学博士・宮入近治氏が、1933年に発見した菌なんだとか。

なるほど、だから名前をとって「宮入菌」なんですね!ちなみに、宮入菌の特徴は、次の2つ。

  • 腸内にもともと存在する常在菌である
  • 胃酸や熱に強い

宮入菌は、腸内にもともと存在している菌。足りない分を補うイメージで飲めますね。しかも胃液に負けなというのは、大きなポイント。生きたまま腸に届く猛者(もさ)なんです。

ミヤリサンの効果は?

では、ミヤリサンの効果って?ミヤリサン錠のパッケージには、次のような効果が書かれています。

<ミヤリサンの効果>
整腸(便通を整える)/軟便/便秘/腹部膨満感

書かれている内容だけを見てみると、よく見るかんじ。一般的な整腸剤とほぼ同様です。そこで、ミヤリサンの口コミでも効果をチェックしてみました。

<ミヤリサンの効果に関する口コミ>

一週間出ないなんてこともありましたが、最近は二日に一度は出ます。

常に緩かった便がしっかりとしたものに変わりました。

1週間くらいで、便の色が黄金色になった。

ひどい便秘と掌蹠膿疱症が緩和されました。

主婦湿疹は毎年夏にぶり返しますが、こちらを飲み始めてから皮膚科にかかっていません。

便秘や下痢が解消したり、あとは便の色が明るくなったり。さらにミヤリサンの効果の中で特に注目したいのが、掌蹠膿疱症や主婦湿疹など「皮膚トラブル」に対する効果です。

整腸剤の中で、ミヤリサンの得意分野ともいえるのが“皮膚トラブル”改善。腸内環境の悪化を原因とする皮膚炎に対して、強みを発揮するのです。

私自身も、軽度の掌蹠膿疱症です。そもそもミヤリサンを飲み始めたのは、ビオチン療法を始めるためでした。

ビオチンとセットという前提ではありますが、症状が気になって数日間飲むと、私の場合はほぼ症状が引きます。

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もちろん、相性の問題や症状の程度にもよります。でも個人的な経験から言えば、皮膚トラブル改善のために整腸剤を飲むなら、「ミヤリサンを試す価値はある!試してみるべき!」と言えます。

ミヤリサンの副作用は?

ミヤリサンの口コミを見ていると、効果を実感している人がたくさんいます。でも一方で、まったく効果を感じない人も……。やはり「ミヤリサンの効果には個人差がある」ことは頭に入れておくべきでしょう。

また、ミヤリサンの副作用として、「便秘が一時的に悪化した」、「飲み始めに下痢をした」「おならが頻繁に出る」などの口コミも見られます。つまりミヤリサンの副作用は、「便秘・下痢・おなら」と考えられます。

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ただしどのような整腸剤でも、相性の問題はあります。メーカーの注意書きを見てみると、使用中止の目安は「1ヶ月くらい服用しても症状がよくならない場合」とあります。

これはミヤリサンに限りません。試しに新ビオフェルミンSの注意書きを見ても、やはり同じような内容でした。

一時的な便秘や下痢であれば、いわゆる「好転反応」である可能性も否定できません。プラス思考で考えるなら、「今まさに腸内環境が改善していく過程!!」ということです。

心配な場合は医師などに相談しながら、1か月を目安に飲み続けて、その時点で効果を判断するとよさそうですね。

ミヤリサンと強ミヤリサンの違いは?

市販されているミヤリサンには、「ミヤリサン錠」と「強ミヤリサン錠」があります。含まれている成分はどちらも同じ。ミヤリサンと強ミヤリサンの違いは「宮入菌の含有量」と「粒の大きさ」です。

  • ミヤリサン錠・・・・・・・1錠あたり宮入菌10mg配合。粒が小さい。1日量は18錠。
  • 強ミヤリサン錠・・・・・1錠あたり宮入菌30mg配合。粒が大きい。1日量は9錠。

ミヤリサン錠は粒が小さい分、飲みやすいのが特徴です。ただし、1回あたり6錠を1日3回飲む必要があります。つまり1日量は「18粒」です。

一方の強ミヤリサン錠は粒が大きいので、正直やや飲みにくいです。ただし1回に飲む量は、1回3錠。それを1日3回なので、1日量は「9錠」です。まず試してみるなら、「ミヤリサン錠630錠」もしくは「強ミヤリサン錠330錠」でしょう。

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規定量を飲めば、どちらも約1か月分。ただし強ミヤリサンのほうが、1.5倍の有効成分を摂取することができます。

  • 大きい粒が苦手で、まずは相性を見てみたい   →ミヤリサン630錠
  • 大きい粒でも飲めて、しっかり効果を試したい→強ミヤリサン330錠

という選び方をするのが良さそうですね。

まとめ

およそ80年もの販売実績を持つ「ミヤリサン錠」は、生きたまま腸まで届く宮入菌入りである点が最大の特徴です。有効成分の宮入菌の配合量によって、「ミヤリサン錠」「強ミヤリサン錠」の2つに分かれています。

大きい粒が苦手で、まずは相性を見てみたい場合はミヤリサン630錠を選ぶといいでしょう。でも大きい粒でも違和感なく飲めるなら、およそ1か月しっかり効果を試せて、1日あたり約50円の強ミヤリサン 330錠がおすすめです。

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