どちらが効果あり?ミヤリサンVSビオフェルミン2つの違いを分析

ミヤリサンとビオフェルミン。

整腸剤を調べていて、ミヤリサンを知った!でもミヤリサンって初耳だし……。「ミヤリサンとビオフェルミンのどちらが効果がある?」と首をかしげる方も多いのでは?

効果を比較するなら、「配合されている菌との相性」「(菌の)腸への届きやすさ」の2つで考えましょう。効果を期待するなら、まずは腸で活躍してくれる有効成分を知ることが重要です。

ミヤリサンとビオフェルミン、期待できる効果は違う?

そもそもミヤリサンとビオフェルミンは、どのような効能が期待できるでしょうか?まずは、ミヤリサンとビオフェルミンの効能を比較してみました。その結果はコチラ!

  • ミヤリサン錠・・・・・・・・・・・・・整腸(便通を整える)、軟便、便秘、腹部膨満感
  • 新ビオフェルミンS錠・・・・・・整腸(便通を整える)・軟便・便秘・腹部膨満感

それはもう、お見事なぐらい同じですよね。相性さえ合えば、どちらも同じ効能が期待できるということです。ますます、ミヤリサンとビオフェルミンのどちらが効果が期待できるか、気になりますね。

ミヤリサンとビオフェルミン、効果比較2つのポイント

ミヤリサンとビオフェルミン、効果の違いを知るポイントは次の2つです。

  • 配合されている菌との相性
  • (菌の)腸への届きやすさ

それぞれについて、さらに詳しく解説します。

1.配合されている菌との相性

ミヤリサンとビオフェルミン、最大の違いは配合されている「菌」です。比較すると次の通り。

  • ミヤリサン・・・・・・・・・・・・・酪酸菌(宮入菌)
  • ビオフェルミン・・・・・・・・・ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌

まずは、ミヤリサン。酪酸菌とは、ミヤリサン製薬の創始者・宮入近治博士が1933年に発見したもの。博士の名前をとって、別名「宮入菌」と呼ばれています。

一方のビオフェルミン。ビフィズス菌はおなじみですね。残りのフェーカリス菌とアシドフィルス菌とは、乳酸菌の一種です。

これらの菌は、それぞれつくるものが異なります。たとえば酪酸菌は酪酸をつくり、ビフィズス菌は乳酸と酪酸をつくり、アシドフィルス菌は乳酸をつくり……という具合。

その影響は当然ながら違います。腸の中において、それぞれ異なったアプローチをする菌というわけです。ただしどの菌が自分にいいかと考えても、正直むずかしいところです。

ミヤリサンとビオフェルミン、どちらの菌が自分に合うのか?これは「ある意味では、相性もあるかな?」というのが、自分なりの推論です。それぞれ使ってみて、「体調の変化を感じたほう=効果がある菌」と判断するのが良さそうですね。

私自身はミヤリサンの効果を実感している「ミヤリサンファン」ですが、相性もあります。どちらが合うか、相性を試してみるのも一つの手段と言えますね。

2.(菌の)腸への届きやすさ

ミヤリサンとビオフェルミンのどちらが効くのか?次に注目すべきは「胃酸に対する強さ」です。ざっくりと言い換えるならば、「(菌の)腸への届きやすさ」と言ってもいいでしょう。

一般的に、乳酸菌は胃酸に弱いと言われています。そのため口から入って胃を通過する際に、菌が死滅するというのがよく言われる定説です。

新ビオフェルミンSのホームページによれば、「食後の胃内の環境では、胃酸の影響を受けることなく生きたまま腸まで届いて増える」とあります。食後というポイントを守りさえすれば、影響は抑えられるのかもしれません。

一方ミヤリサンの場合、酪酸菌は芽胞(がほう)と呼ばれる硬いバリアで身を包んでいます。そのため、胃酸の影響をまったく受けないことが実験から分かっています。

pH1.0~5.4の健康な成人男子の胃液中にて37℃1時間振盪することにより、乳酸菌および腸球菌の菌数は著しく減少するのに対し、酪酸菌(宮入菌)は影響を受けない。

(出典)ミヤリサン製薬株式会社「酪酸菌の科学」

要点をまとめるならば「ミヤリサンの有効成分・酪酸菌は、胃酸に負けない」ということです。より腸への届きやすさを重視するなら、ミヤリサンに軍配が上がりそうですね。

まとめ

ミヤリサンとビオフェルミンの効果を知るカギは2つ。「配合されている菌との相性」と「(菌の)腸への届きやすさ」です。有効成分に関しては相性もあります。どちらが合うか試してみるといいでしょう。

ただし腸への届きやすさを考えると、やはり硬いバリアで身を包んだミヤリサンに軍配が上がります。これまでビオフェルミンで効果を実感できなかった方は、一度試してみる価値はありそうですね。まず試すなら、 約1か月分、1日あたり約50円の強ミヤリサン 330錠がおすすめです。

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