おなかを下して病院に行ったら、ミヤBMという整腸剤を処方された!よく効いたので普段から飲みたい……。あれ、ミヤリサンという整腸剤を見つけたけど、同じもの?名前が似ているだけの別物?
もしそんな疑問を持っているなら、ミヤリサンとミヤBMの大きな違いは一つ、それは「どこで手に入るか?」です。ミヤリサンとミヤBMの違い、さらには使い分け方について調べました。
ミヤリサンとミヤBM、大きな違いは「市販or処方」
ミヤリサンとミヤBMに関して、まず知っておきたいこと。それは「基本的に成分は同じ」という点です。
どちらも有効成分として、別記事「ミヤリサンの有効成分2つのポイント!添加物は?」で解説している酪酸菌(宮入菌)が配合されています。
成分が同じなら、一体何が違うのか?その違いは次の通り。
- ミヤリサン・・・・・・・・薬局やドラッグストアで買える医薬部外品。
- ミヤBM・・・・・・・・・・・病院で処方される医療用医薬品。
ミヤリサンとミヤBMの大きな違いは、「どこで手に入るか?」ということですね。

ミヤリサンは薬局やドラッグストアで市販されています。楽天やAmazonなどの通販サイトで買うこともできます。とてもお手軽です。
ところが一方のミヤBMは市販されていません。手に入れるためには病院で診察を受け、処方してもらわなくてはいけないのです。
どんなときに病院でミヤBMが処方される?
では、病院でミヤBMが処方されるのは、どのようなときでしょうか?主に考えられるのは、次のような3つのパターンです。
- おなかの調子が悪いときに処方される
- 抗生剤と一緒に処方される
- 皮膚科でビオチン療法の一環として処方される
一つずつ見てみましょう。
1. おなかの調子が悪いときに処方される
ミヤBMが処方されるのは、下痢などの症状が出て、おなかが不調なときです。腸内細菌のバランスを整えるために、ミヤBMが処方されるのです。
ちなみに「BM」とは、“Butyricum MIYAIRI”の頭文字。butyricumとは、英語で「菌」を意味します。つまりBMは、「宮入菌」という意味ですね。
2. 抗生剤と一緒に処方される
次にミヤBMが処方されるパターンとして挙げられるのが、抗生剤と一緒に出されるパターンです。
風邪などを引いて抗生剤が処方される場合、ほとんどの場合は整腸剤とセットで処方されます。なぜなら抗生物質を飲むと、腸内の悪玉菌だけではなく、善玉菌も死滅してしまうから。腸内環境を整える意味で、ミヤBMが処方されるのです。

昔から、抗生剤とセットで出される整腸剤といえば、ビオフェルミン医療用医薬品である「ビオフェルミンR」というイメージでした。
ちなみに「ビオフェルミンR」の「R」とは、“Resistance”の略。「耐性」という意味を持ち、抗生物質に対して抵抗力があります。そのため抗生物質に負けない整腸剤として、ビオフェルミンRが処方されるのです。
一方のミヤBMも、有効成分の酪酸菌自体が抗生物質に負けないことが分かっています。酪酸菌は「芽胞」(がほう)と呼ばれる硬いバリアに包まれているため、そもそも抗生物質に対して耐性をもっているのです。
酪酸菌(宮入菌)製剤を各種抗生物質と同時に投与した場合においても、酪酸菌(宮入菌)単独投与と同様に腸管内において発芽、増殖することが確認されている。
これまで知らない間に、病院でミヤBMを処方されて飲んだことのある方もいるかもしれませんね。
3. 皮膚科でビオチン療法の一環として処方される
アトピーや掌蹠膿疱症の治療としてビオチン療法を行う際、ビオチンだけではなくビタミンCとミヤリサンも同時に飲む必要があります。そのため医師の診察を受けてビオチン療法を行うときには、ミヤBMが処方されます。
私自身も、軽度の掌蹠膿疱症であると診断を受けた際、皮膚科でミヤBMが処方されました。その後も、ビオチン療法は続けています。

ただしなにぶん軽い症状のため、少し飲み続けると症状が軽快します。そしてついつい飲み忘れて、しばらくビオチン療法をやめてしまいます。
すると、そもそも薬をもらうために皮膚科に行くのがおっくうになってしまって……。そんな経緯もあり、通販で買えるミヤリサン錠は便利だなと実感しています。
続けるなら、手軽に買えるミヤリサン錠!
ミヤリサンとミヤBMの違いを見てきました。基本的な成分は同じ。違うのは、「どこで手に入るか?」でしたね。
ミヤBMは、病院へ行って診察を受け、処方箋を出してもらわなければもらえない医薬品です。一方のミヤリサンは、薬局やドラッグストアで手軽に買うことができ、ネット通販でも手軽に買うことができます。

では、ミヤリサンとミヤBMの違いをふまえた上で、どのように使い分ければいいのでしょうか?
まず、おなかの調子が悪いとき。ひどい下痢をしている、軟便が続いている、おなかが痛い……。それなら早く病院に行って診察を受け、必要に応じてミヤBMを処方してもらうほうが安心です。
ただし、腸の状態がそれほど悪いわけではなく、困ったときの常備薬として使いたい場合。もしくは、ビオチン療法で長く続けたい場合。それならば、楽天やAmazonなどで手軽に買えるミヤリサン錠が便利だと実感しています。
繰り返しになりますが、成分は基本的に同じです。ただし、ミヤBMの場合は錠剤と細粒タイプの2種類があるので、どうしても錠剤が苦手な方であれば、ミヤBMを処方してもらうのも一つの手段かもしれません。
まとめ
ミヤリサンとミヤBMは共に、ミヤリサン製薬が作っている整腸剤です。配合されている有効成分はどちらも同じく酪酸菌。大きな違いは、「病院で処方される」「市販されている」ということです。
ケースバイケースではありますが、常備薬として使いたい場合や、ビオチン療法で長く続けたい場合は、薬局やドラッグストア、ネット通販などで入手できる強ミヤリサン 330錠(1日あたり約50円)が便利です。
